일생협에 알리는 한국생협 소식

Author
icooprekr
Date
2014-08-28 20:13
Views
7759
【韓国生協ニュースレター2006年6月号】第3号

Contents
【全体動向】 有機農業の日を宣布・アメリカ牛肉輸入再開に反対する集会・
韓米FTA消費者対策委員会発足・レストランの食材料の原産地表示を求めるキャンペーン
【韓国生協連合会】順天ウリミル祭り・旬の献立・親環境農産物学校給食説明会
【韓国女性民友会生協】キャンドルナイト イン コリア・
リユースビン利用拡大会議・稲作体験ツアー
【生協全国連合会】 新書発行・ワーカズセンター 設立を準備
【ハンサルリム】世界生命文化フォラム・ウリ生命米北朝鮮へ伝達・ハンサルリム資料室

【全体動向】
● 環境農業団体連合会、有機農業の日を宣布
環境農業団体連合会は、6月2日、国会議事堂で「第1回有機農業の日」を宣布し、記者会見を行いました。同団体は、今日の韓国の農業が瀕している状況からは、有機農業が最後の選択肢であるという認識を社会的に広める、小農・協同・地域循環型の有機農業を定着させることを目指して毎年6月2日を「有機農業の日」と定め、実践課題を点検し、社会的なキャンペーンを精力的に展開することを宣言しました。記者会見では、「親環境農業育成法」を立案した金成勲尚志大総長(元農林部大臣)を始め、全国で有機農業を実践している生産者、生協、研究機関から100余名が参加しました。

【環境運動団体連合会】http://www.kfsao.org/
会長 李テグン(フクサルリム代表)
副会長 張 ゴン(生協全国連合会会長)、朴 ジョングォン(洪城プルム生協理事長)
1994年環境保全型農業を推進することを目的とし、組織された団体。1998年農林部の社団法人として再設立され、環境保全型農業推進の政府のカウンターパートナーの役割を果たしている。会員は、生産者組織16、消費者組織6、研究機関3など27会員。韓国の生協連合組織は全て同会の会員。

http://www.co-op.or.kr/data/coopnews2.htm?wh=relation&sno=76
http://www.icoop.or.kr/v2/announce/view.php?code=announce&homepage=003&page=1&number=553&keyfield=&key=&no=137&fid=141&thread=A



→http://www.kfsao.org/board/zboard.php?id=memcomic&no=7

● アメリカ牛肉輸入再開に反対する集会
6月11日、ソウルのマロニエ公園では、約200人の消費者団体会員が参加する中、アメリカ牛肉輸入再開に反対する消費者集会とデモが行われました。この集会には日本からも消費者連盟の会員が参加して韓日の連帯でアメリカの不当な牛肉輸入圧迫を阻止しようという呼びかけがありました。
http://www.icoop.or.kr/v2/announce/view.php?code=announce&homepage=003&page=1&number=558&keyfield=&key=&no=140&fid=144&thread=A

● 韓米FTA消費者対策委員会発足
6月5日、韓米FTA消費者対策委員会(執行委員長:李 ジェウク生協全国連合会政策委員長)が発足され、記者会見を開きました。対策委員会は、①韓米FTA協商過程の情報公開 ②消費者へ与える影響に関する政府の研究分析を公開すること ③韓米FTA協商へ消費者の意見を反映できる公聴会の開催 ④協商結果を国民投票 へ ⑤食品安全法、有機食品基本法など、食品安全制度の充実などを政府に求めました。
(参加団体:緑色消費者連帯、ASAMO、生協全国連合会、消費者問題を研究する市民の会、女性民友会生協、ウリ農村を生かす運動本部、新環境農業家族実践連帯、韓国生協連合会、ハンサルリム、韓国YMCA全国連盟)
http://www.icoop.or.kr/v2/announce/view.php?code=announce&homepage=003&page=1&number=554&keyfield=&key=&no=138&fid=142&thread=A

● レストランの食材料に原産地表示制の導入と輸入米反対消費者キャンペーンを開催
今年4月から消費者団体が連帯する輸入米反対消費者キャンペーンは、6月は女性民友会生協の主管で行われました。6月のテーマは、レストランの食材に原産地表示を義務づけることを求めて、ソウル明洞で6月14日開催しました。集会には、子どもたちの寸劇も発表されるなか、約100名が街頭キャンペーンに参加しました。
http://www.minwoocoop.or.kr/bbs/board.php?bo_table=notice&wr_id=66

【韓国生協連合会 http://www.icoop.or.kr】
● 「第4回順天ウリミル祭り」が成功裡に開催されました。
韓国生協連合会と順天生協は、5月27日、全羅南道順天市で第4回「順天ウリミル祭り」を開催しました。小雨が降る中、全国から生協組合員1,500人、順天市民500人ほどが参加し、大変盛り上がりました。又、全羅南道の18団体・機関が食材料の輸入小麦をウリミル(国内産小麦)へ切り替えることを約束する「ウリミル消費拡大のための社会協約締結式」が行われました。
(社会協約締結団体:全羅南道、順天市、順天教育庁、順天大学、順天国公立保育園連合会、私立幼稚園連合会、順天現代病院、韓国病院など)
http://www.icoop.or.kr/v2/announce/view.php?code=announce&homepage=003&page=2&number=552&keyfield=&key=&no=136&fid=140&thread=A
● 今月の献立-旬の食卓
韓国生協連合会は、旬の献立を会員生協の組合員から募集して、
組合員へ紹介しています。その中、韓国特有の趣のある、
懐かしい「花煎(フヮジョン)」をご紹介します。
作り方
① 材料準備:食用花、もち米粉、塩少々、蜂蜜、米油
② もち米粉には塩+お湯を入れてこねる。
③ ②を食べやすく平たな丸い形に成形する。
④ 食用花は花芯を除き、水で洗ってから水気を切ておく。
⑤ フライパンに米油を熱して弱火で生地をじっくり焼く。
⑥ 片面が焼いたらひっくり返して花びらをきれいにおいて焼く。
⑦ 両面が焼いたら素早くハチミツを軽く塗ってできあがり。
● 親環境農産物学校給食説明会を開きました
 韓国生協連合会給食委員会(理事会元の活動委員会)は、6月14日、ソウルのaTセンターで開催された「全羅南道生命食品展示会」にて、親環境農産物学校給食について事例発表と説明会を開きました。韓国生協連合会は、学校給食に国内産食材料を使う運動を2003年から推進してきて現在全国で22ヶ所の学校が生協から親環境農産物の食材料を調達しています。http://www.icoop.or.kr/v2/announce/view.php?code=announce&homepage=003&page=1&number=563&keyfield=&key=&no=141&fid=145&thread=A

【韓国女性民友会生協 http://www.minwoocoop.or.kr】
● Candle Night in Koreaを呼びかけました
韓国女性民友会生協は、「女性環境連帯」の会員団体として夏至に電灯を消してロウソクのひと時を過ごそうという「キャンドルナイト イン コリア」を呼びかけ、積極的に参加しました。6月21日には、ソウル鐘路普信閣のイルミネーションを消して、unplugged concertを開催し、又、大学街のカフェなどを訪問しながらその運動に参加する店を募りました。その様子は、→。http://www.lub.ecofem.or.kr/club/club_main.php?cb_id=candle#
● リユースビンの回収率を高めよう 
女性民友会生協環境委員会は2005年の重点活動として、リユースビンの回収率を80%までアップすることに取り組んできました。その活動の一環として2006年からは、リユースビンの利用拡大を全生協へ呼びかけ、毎月1回実践課題を共有してきました。6月は、ビン洗浄工場を見学してその報告をしました。7月は組合員向けの広報紙とパネルを作り、共同広報活動に取り組みます。
● アイガモ入れと稲作体験ツアー
6月11日、洪城プルム生協では、女性民友会生協組合員家族120名と、現地の生産者40名が参加して稲作体験ツアーを開催しました。洪城地域は、女性民友会生協の主な米の産地で、組合員は、毎年、除草剤を使わない稲作に必要なアイガモの購入に参加してきました。今年は、2,500羽分のアイガモを購入できる支援金を生産者へ渡しました。アイガモほ場で収穫された有機米は秋から組合員の家庭へ届けられます。参加者は、田んぼにアイガモを入れ、豊年を祈願した後、ジャガイモほり、サツマイモ植えなどの農業体験をしました。
● 役職員ワークショップ-10年後のビジョン作り
6月3日、女性民友会生協の役職員28名は、10年後のビジョン作りをテーマにしたワークショップを持ちました。当日は、「2016年6月3日の新聞」づくり、10年後の韓国社会の変化を想像してみる、10年後自分の生き方と女性民友会生協の姿などのプログラムを最後までやり遂げました。このワークショップから出されたイメージを具体化する作業を継続していきます。
【生協全国連合会 http://www.co-op.or.kr/】
● 新書を発行しました
生協全国連合会は、日本生協連の理事向けのガイドブック2冊を翻訳出版しました。
「新任理事のための生協の組織・経営コース①」、日本生協連会員支援本部編、朱ヨンドク訳、
「新任理事のための生協の組織・経営コース②」、日本生協連会員支援本部編、金ヨンジュ・李ヘラ訳、この本は、6月から各会員生協を通じて購入できます。
● 政策委員会、ワカーズ センター準備チームを構成
生協全国連合会政策委員会は、ワカーズ センターを設立することを目標にして準備会議を重ねています。検討しているワカーズのテーマは、国内産材料のパン製造販売のワカーズと在宅ケアーワカーズです。日本の事例などを勉強し、事業可能性及び展開方法などを練り上げてから、全国的に説明会を開き、新たなコミュニティビジネスを生協のワカーズという形として創出することを目指しています。韓国では、パンの材料の自給率が極めて低いことや2008年から公的在宅ケアーサービスが導入されることもあって、生協がこの分野で一定の役割を果たすことが求められることという認識です。
http://www.co-op.or.kr/file/policy.htm?sel_mode=view&gotopage=1&wh=policy&sel_key=&skey=&sno=19

【ハンサルリム http://www.hansalim.or.kr】
● 「世界生命文化フォラム」が開催されます
6月20日~23日、京畿道一山市で「世界生命分化フォラム2006-Life Thought and Global Salim Movement」が開催されます。このフォラムは2003年からハンサルリム会長の朴才一、かの金芝河詩人が中心となって各分野の知識人や団体を募り、ハンサルリムの生命思想を全地球的に共有することを願って開催してきました。金芝河詩人は、自分のウェプサイトを通じて「天地公心-宇宙社会的公共性」をうたえています。今回のフォラムには、和田春樹、Ervin Lazslo(ハンガーリ、ブダペストクラブ会長)、Enrike Dussel(ラチンアメリカ解放哲学創始者、メキシコ国立大学教授)、Edward A.Tiryakian(アメリカ、Duke大学教授)、Gavan McCormack(豪州国立大学教授)、V.G.Khorus(ロシア、IMEMO財団現代化と開発センター)、Augustin Berque(フランス社会科学院)、 M.J.Masango(南アフリカ共和国、フリトリア大教授), Cheng Chung Ying(台湾, ハワイ大教授)、Chim Trang(ベトナム詩人協会副主席), Amareswar Galla(インド、豪州国立大教授)などの海外知識人が発表者として登場します。http://www.wlcf.or.kr/
ハンサルリムの思想は1960年代江原道原州から生まれたと言われていますが、その思想の生みの親として金芝河詩人の役割があります。(遡れば1890年代の東学農民運動まで行きますが)金芝河詩人に関心のある方はぜひ、彼のサイトへ→http://www.zha.co.kr/
● ハンサルリム、ウリ農業生命米を北朝鮮と韓国大田の貧困児童センターへ伝達
 金ミンギョンソウルハンサルリム会長を団長としたハンサリルム生命米伝達団は、5月19日、ハンサルリム生産者が栽培した米310俵(24.4t)を北朝鮮江原道の子供たちへ伝えてきました。同時にこの地域の農場を訪問、唐辛子、きゅうり、かぼちゃなどのハウス(南から支援された化学肥料は使うが、除草剤は使わない)を視察しました。同行したハンサルリムの生産者は、ハウス栽培は北朝鮮には比較的新しいため、栽培方法の教育・技術研究が必要という感想を述べました。又、「統一農水産事業団」の南北協力事業として試験栽培ほ場が運営されている三一浦協同農場果樹園も訪問しました。この機会にハンサリルム訪問団は、北朝鮮の関係者と交流しながらハンサルリム活動と募金運動について説明を行いました。実際の民族統一のためには、草の根のような活動がいかに必要かと痛感したと金団長は述べています。なお、6月には、韓国の大田市の貧困児童センター2ヶ所へも欠食児童の給食に役立てればという願いを込めて同じくハンサルリムの生命米を渡しました。→http://www.hansalim.or.kr/zin/
● ハンサルリム資料室
このウェプサイトには、大分類として「ハンサリルム一般、ハンサルリム活動、食品安全、農業・農村、環境、生活協同組合、生命運動、韓米FTA資料室」が出来ています。各分類に沿って数多くの論文、事例が載ってあります。例えば、「生命運動」というリストには、朝鮮半島特有の東学思想から由来した「天地人三才論に基づいて天=霊性文化、地=生態と環境、経済、人=政治と社会、共同体」という考え方を追求する論文がたくさん載っています。→http://pds.hansalim.or.kr/
【編集後記】
日本で6月は「環境の月」ですが、韓国では「戦争と平和の月」と言えるかもしれません。
6月25日の朝鮮戦争の開戦日(1950年)、6月15日の南北首脳会談(2000年)、そして、6月6日のメモリアルディーがあります。行き詰っているような朝鮮半島の状況を打開するため南北首脳会談の当事者、金大中元大統領が訪朝を予定していましたが、結局延期されました。北朝鮮のミサイル(?ロケットかも不分明のようですが)発射準備という騒ぎが影響したようです。金大中元大統領は、現在の状況をアメリカの鷹派が悪用するようにおいてはいけないと心配しているそうです。私の父は、頑固な保守派の反共産主義の人間で金大中大統領を大嫌っていましたが、2000年の南北首脳会談の場面をテレビから観ている内に、涙を流しながら「よくやった。」とつぶやきました。そのときは、私も久しぶりに父と共感して涙を流しましたが・・・最近は、国際電話で北朝鮮を非難する父の言葉を我慢して聴くばかりになっています。^^! 沖縄の6月については日本に来て知りました。生きることに感謝し、無駄な殺生を禁じる全ての教えに従いたいと心を改めます。
(文責及びお問い合わせ:韓国生協連合会 国際チーム、金亨美、chleekim@yahoo.co.kr)